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生理と妊娠の雑学

不妊症 検査と並行して妊娠しやすい体作りにも気をつけましょう。職業は関係します。以前、アメリカの報告に、自動車の運転手に精子減少症の人が多いというものがありました。

日本でもマイカー型の生活がすでに定着しています。かつてAさんがアメリカに留学していたときの話ですが、休暇で長距離ドライブに出かけるとき、家主さんが必ずくれたアドバイスは、「1時間高速を走ったら、必ず30分は車を休ませなさい」ということでした。

これを不妊に悩む方への注意におきかえると、「運転は悪いとはいわないけれど、必ず適当な運動を間にはさんでください」といい換えられると思います。

最近は、不妊症 検査において、仕事で電磁波や有機溶媒を取り扱う人たちから、その影響について質問をされることが増えました。しかし、今のところこうした問題に敏感な欧米からの報告もないので、大丈夫でしょうと答えるほかはありません。

妊娠するコツがあったら知りたいですね。

 

 

20代後半、大人の女性になって、それまでの生理痛とは少し違った痛みを感じる人もいます。この場合、子宮内膜から出る「プロスタグランディン」というホルモンが多量に分泌されるためにおきる生理痛であることが考えられます。

プロスタグランディンには子宮の収縮を強くする作用があります。本来は出産のときに大量に分泌されて、陣痛をおこすホルモンです。

実は、出産時だけでなくふだんから分泌されていて、とくに生理の二週間前、排卵がおこったあとに増えるのですが、この量が多い体質の人では、生理のたびに陣痛のような痛みを感じることがあるのです。

大きな病院では日曜日になるとかならず、生理で気分が悪くなったり、倒れたりして救急車で運ばれて来る女性たちがいました。

聞くと映画館で立ちっぱなしだったり、バーゲンセールで人混みにもまれているうちに気持ちが悪くなってしまった、という女性が多いのです。

また、混んでいる場所で「トイレに行けないかもしれない」と心配になると、それだけで気分が悪くなることもあるようです。

確かにちょっとした生理痛などは、外へ出て気晴らしをしていると何となく忘れてしまうものですが、人混みで気分が悪くなったりしていたのでは逆効果です。

痛みや不快感をまぎらわすのに、映画やショッピングを楽しむのはいいことだと思うのですが、あまり無理はしないようにしてください。

 

 

思春期が近づくと原始卵胞は順次発育を始めます。卵胞は下垂体ホルモンや卵胞ホルモンの刺激を受けて発育し、月経周期が始まります。

月経周期の中ごろLHサージが起こると、多数のグラーフ氏卵胞の中から選ばれた一個の卵胞(主席卵胞)の第一部母細胞がLHサージの刺激によって誕生以来停止していた減数分裂を行います。

減数分裂で卵母細胞は連続して二回分裂します。第一回の分裂で染色体数は46個から23個に半減して第二部母細胞が二個できます。このうちの一個は捨てられて第一極体となり、残った一個が第二減数分裂を行ないます。第二減数分裂では、染色体数は変わらないです。

第二減数分裂の中期まで進んだところで分裂は再び体止し、この状態で排卵します。LHサージは卵母細胞の核の分裂成熟の他に細胞質をも刺激し、細胞質の成熟を完成します。

排卵された卵子は卵管膨大部まで運ばれ、ここで精子が卵母細胞に侵入します(受精)。そうすると、卵母細胞は体止していた第二減数分裂を再開して二個の卵核細胞になります。

このうちの一個は小さな第二極体となって細胞外に排出されます。残った一個が精子と合体して受精卵となり、人間としての妊娠を開始します。