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人間の排卵と受精妊娠の流れと仕組み

思春期が近づくと原始卵胞は順次発育を始めます。卵胞は下垂体ホルモンや卵胞ホルモンの刺激を受けて発育し、月経周期が始まります。

月経周期の中ごろLHサージが起こると、多数のグラーフ氏卵胞の中から選ばれた一個の卵胞(主席卵胞)の第一部母細胞がLHサージの刺激によって誕生以来停止していた減数分裂を行います。

減数分裂で卵母細胞は連続して二回分裂します。第一回の分裂で染色体数は46個から23個に半減して第二部母細胞が二個できます。このうちの一個は捨てられて第一極体となり、残った一個が第二減数分裂を行ないます。第二減数分裂では、染色体数は変わらないです。

第二減数分裂の中期まで進んだところで分裂は再び体止し、この状態で排卵します。LHサージは卵母細胞の核の分裂成熟の他に細胞質をも刺激し、細胞質の成熟を完成します。

排卵された卵子は卵管膨大部まで運ばれ、ここで精子が卵母細胞に侵入します(受精)。そうすると、卵母細胞は体止していた第二減数分裂を再開して二個の卵核細胞になります。

このうちの一個は小さな第二極体となって細胞外に排出されます。残った一個が精子と合体して受精卵となり、人間としての妊娠を開始します。