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20代後半の生理痛は今までと少し違った痛み

20代後半、大人の女性になって、それまでの生理痛とは少し違った痛みを感じる人もいます。この場合、子宮内膜から出る「プロスタグランディン」というホルモンが多量に分泌されるためにおきる生理痛であることが考えられます。

プロスタグランディンには子宮の収縮を強くする作用があります。本来は出産のときに大量に分泌されて、陣痛をおこすホルモンです。

実は、出産時だけでなくふだんから分泌されていて、とくに生理の二週間前、排卵がおこったあとに増えるのですが、この量が多い体質の人では、生理のたびに陣痛のような痛みを感じることがあるのです。

大きな病院では日曜日になるとかならず、生理で気分が悪くなったり、倒れたりして救急車で運ばれて来る女性たちがいました。

聞くと映画館で立ちっぱなしだったり、バーゲンセールで人混みにもまれているうちに気持ちが悪くなってしまった、という女性が多いのです。

また、混んでいる場所で「トイレに行けないかもしれない」と心配になると、それだけで気分が悪くなることもあるようです。

確かにちょっとした生理痛などは、外へ出て気晴らしをしていると何となく忘れてしまうものですが、人混みで気分が悪くなったりしていたのでは逆効果です。

痛みや不快感をまぎらわすのに、映画やショッピングを楽しむのはいいことだと思うのですが、あまり無理はしないようにしてください。